ステンレスボルトを締めるときに必ず氣にしておくこと
前にステンレス材について書いたのですが、熱伝導率が低いと書きました。
その事の続きで、ステンレスボルトを使用するに当たり氣を付けること書いてみます。
熱伝導率が低いと言うことは熱が逃げませんね。
ということは摩擦している部分ネジで言うとねじ山に熱がたまります。
そうしますと、まだ空回りしている時は良いのですが
着座(部材に接触した後)とか、常に力がかかったまま締めるときなど
注意が必要です。手で締めるのでしたら、それほどでは無いのですが
インパクトなどの工具で締めるときは勢いがあるので急激に摩擦熱が上昇します
締めきる途中で固着したり、締め切れたとしても、その後固着し外せなくなります。
そんな時のために覚えていて欲しいのが、二硫化モリブデングリスを塗布しておくことです。
このグリスは極圧時にも潤滑が落ちない特殊なグリスです。
通常の石油系のグリス、油では油膜が切れてしまい、焼付け防止効果がありません。
高温、高耐熱グリスが必要になるのです。
で、当店としては何をおすすめするかというと
スリーボンドの1901とパンドー19Aです。
成分は二硫化モリブデンを含有した、極圧潤滑用です。
1901が1Kg入り、19Aがスプレー缶です。
これを一塗りするだけで、後のメンテナンス性に差が出ますよ!
#丸甲金物 #ステンレス #焼き付き防止 #スリーボンド #1901 #パンドー19A
ねじと工具の丸甲金物株式会社 木元章義
北海道釧路市新橋大通4-2-14
電話 0154-24-2062 FAX 0154-25-7197
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