第五回包丁研ぎ方教室を振り返って
2018/9/11 No.1059
こんにちは北海道釧路市ねじと工具の専門店 丸甲金物(株) 包丁研ぎ師の木元章義です。
こんな超オタクなブログにきてくれてありがとう~
9/6 AM3時の胆振大地震で被災された皆様にはお見舞い申し上げます。
さて、9/4時点でまだ半分しか埋まっていなかったのですが、9/5の北海道新聞に募集記事が載った途端、立て続けに申し込み頂きまして満席になりました。
プレスリリースを取り上げて下さった北海道新聞報道部様には感謝申し上げます。
これで思ったのは、この研ぎ方教室のような一般的なイベントは、新聞、ラジオなどのマスメディアはまだまだ有効で、その理由は包丁を良く使う世代と、新聞購読世代が一致しているということ。
SNSを使いこなしている20歳代、30歳代では、包丁はそれほど必要な物では無いので、反応は薄かったということになります。
このあたりを理解しておかないと、集客に失敗することになってしまいます。
それはおいといて
9/6の大地震で、釧路では最長40時間ほど停電し、どんぱくは延期になり、しないの食品スーパーからは品物が消え、この研ぎ方教室を開催するかどうか考えました
かろうじて9/7には電気も復旧しライフラインの問題は無くなり、会場のつながり空間まめも使用可能ですし、折角楽しみにして下さっていたと思い、参加者の皆さんに伺ったところ、参加可能ということで、開催することにしました。
講師の中野さんも、9/8深夜には釧路入りされ、準備は全て整いました。
問題は茶話会でのサラダ用の野菜でした。大手スーパーは何も無い状態でしたが、9/8に弟子屈に行くことがあって、道の駅や野菜直売所に寄ってみると、少ないですが、新鮮な野菜がありまして。キャベツは入手できました。
とまとはご近所のおじさんが自家栽培した物、形はまちまちでしたが、甘くて美味しいものが頂けましたので、それをお持ちしました。
茶話会の時に必要なのがお菓子(^_-)。これも電気の復旧が遅れたので、なかなか入手しにくかったのですが、鶴居村の道の駅に寄ったところ、ワンコを模ったクッキーがあったので、それを用意しました。
珈琲は毎回お願いしている舟木米穀店さんにお願いしてコーヒーマシンをお借りして、豆も提供して頂きました。ありがとうございます。
さて、9月9日当日、雨がパラパラ降るあいにくの天気でしたが、9時には会場に入り、準備を開始。
今回5月に開催した時の様子をスッカリ忘れていて、スマホの写真を見直して、確認しました。(笑)
テーブルの配置を決めて、研ぎ台を設置し参加者の皆さんをお待ちします。
10時をすぎて、一人また一人と来場されます。まず最初にするのは、持ってきた包丁を講師の中野さんが確認することです。
利き手の確認も重要なデータです。それにより研ぎ方が変わるのです。
あと、極端に変形した刃は、荒砥で修正してお渡しします。1本修正が必要な物があったので私が修正しました。
講師が確認した包丁を戻して、講義が始まりました。
基本的な持ち方(右手)、刃の押さえ方(左手)、砥石との角度、目線など気に掛けるところなどを確認し、早速研ぎ実習に入ります
最初はぎこちない手つきです。
中野由唱講師が、一人ひとりにアドバイスをしてゆきます。
今回女性が多く、初めての事なので、なかなか要領が掴めないようでした。
基本的に右手は角度を保持する役目、左手が研ぐための力を加える役目と思ってください。
その左手の力の入れ具合を確認してもらうために中野由唱講師が皆さんの手のひらを押すことを毎回行います。
そうすると、みなさん顔をしかめます。(相当痛いらしいです)(^-^;
研削力の要が左手なのです
そこを理解すると、研ぎの音が変わってきます。
研磨粉も順調に出はじめまして、カエリの出具合を確認して正面の研ぎを終えます
続いて裏面です、こちらがまた難しいです。
難しいのは角度の保持なのですが、握っているのは包丁の柄だけなのと、包丁の背を押すので、どうしても刃がぐらぐらしてしまいます。
握力の弱い女性は特に、この裏研ぎが難しそうです。
それでも、なんとかカエリが反対側に出るようになったので、最後の仕上げに入ります。
仕上げは正面に出たカエリを無くすだけなので、いままでの動かす研ぎ方とは違います。包丁をすっと引きカエリを無くします
最後に中野由唱講師が確認し、足りない人は講師がさらに研ぎ込み、みなさん良く切れる包丁が出来上がりました。
綺麗に洗ってから最後に自分で研いだ包丁で、中野さんが持ってきてくれた旭川「王様のパン」今回は全粒粉パンを切ってもらい、その切れ味を確認して笑顔になって頂けました。
キャベツの千切りと、ご近所おじさんトマト、舟木米穀店さんの珈琲、息子さんが参加された阿部織恵さんのシフォンケーキで茶話会をしました。
サラダのドレッシングは、うまうま∞キッチンを主宰している木元芳里作(妻です)で、マスタードのフレンチドレッシングと、醤油麹ドレッシングです。
音別の平山モーター商会の平山和香子美味しい物を食べながら、今日の感想を聞いたり、包丁談義に華が咲きました。
やはり日本の鋼(ハガネ)の技術は世界最高で、欧米のシェフも日本製の包丁をこよなく愛するほどです。
しかも欧米には研ぎの文化が無いそうです。ということは海外進出のチャンスか!!(笑)
そんなこんなで、皆さんで写真を撮って終了となりました。
まとめ*****************
打ち上げで思いついたのは、包丁研ぎ方コンテストを開催したら面白いのではということ
第10回を開催したら、参加者だけ?全市?で募集して、審査委員長に中野由唱さん、副委員長に私、審査委員に妻、料理のプロの方とかに切れ味を確かめてもらって、優勝者には魚を1本贈呈とかって面白いよね~という話しをしました~
出来そうな気がする~~~(笑)
は~い今日はここまで~
包丁研ぎを依頼したときは「丸甲金物」を思い出してください。
この記事を読んでみて、コメント頂けたら嬉しいな~
今日もブログを読んでくださってありがとうございます。めっちゃ嬉しいなあ
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★★可能思考!!一日一語★★
平成30年9月10日(月曜日)
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能力は習慣で身につく
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たまたま一回できたからといって
能力が身についたとは言えません。
いつもそれができる力が能力です。
能力は一回や二回の練習で
身につくものではありません。
能力は習慣で身につきます。
よい習慣を身につけましょう。
実践コース(PSV)は、
良い習慣を身につけるトレーニングです。
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It’s OK!!
★この記事を書いた人★
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