金具の高さを微調整したい!それはシムの役目
2019/8/20 No.1295
こんにちは北海道釧路市ねじと工具の専門店 丸甲金物(株) 包丁研ぎ師の木元章義です。
こんな超オタクなブログにきてくれてありがとう~
日曜日は晴れましたが、また曇りが続きますね。暑くなくて釧路らしいのですが.....
金具の高さを微調整したい!それはシムの役目

精密な高さ調整を行う場合、厚さの決まった金属板を挟みます、それがシム(シム板)
たとえば0.5mmとか1.0mmとか
★なぜ調整が必要か?
特に伝導系(歯車、Vベルト)は正確な位置(高さ)が絶対的に必要です。(横は調整しやすい)
高さが合わない(ズレている)と抵抗が増え、モーターの消費電力が増え、ベアリングを壊したり、当初の性能が出ません
ねじで調整すれば?と考えますが、力の掛かる部分なので、しっかりと台座に固定しなくてはなりません
そこで、薄い金属の板を挟んでねじで固定するのです
★なぜシムが必要か?
それは機械加工してもドンピシャというのがとても難しいから
機械加工にはかならず公差があります
それは一般公差(http://www.nagai-giken.com/skb0405.html)中級でプラスマイナス0.1mm
しかも一カ所でこの数値、多くの部品がこの公差を持っていると、もっと公差大きくなるわけです
それでも小さいと思われますが、ベアリングや歯車を動かす場合、公差が蓄積すると動かなくなってしまいます
判りやすく例えてみると、建物で考えてください
基礎から、二階、三階へと角度が1度ズレたとすると
1階あたり2.5mとして、1度ズレたとすると、2階の床は1階にくらべて43㎜横にずれることになります
まあこれは大袈裟な計算ですが、それぐら公差の蓄積は大きいと言うこと
ここまで書いたので、1階と2階のズレを1mmに押さえるときを計算すると、
角度にして0.023度しかずれることが許されません
なので、どれだけ公差の蓄積を押さえるかは機械設計者の腕でもあります
しかも金属は温度変化で伸縮しますので、厳密にはそこまで考える必要があるのです
あちゃ~また小難しい話になってしまった~~~(笑)
★在庫品は
1)モーターベースシムSUS 0.5t MS020020050 M8用
2)モーターベースシムSUS 1.0t MS020020100 M8用
3)ラミネートベースシムSUS 0.1tX10 48mm角 M12用
4)ラミネートベースシムSUS 0.1tX10 43mm角 M10用
ラミネートシムは0.1mmが積層されていますので、必要な厚さ分を剥がして使えますので便利で~す
まとめ*****************
20代の頃、大阪で少し機械加工に携わったことがあります。面白かったなあ~
やっぱ「ものづくり」は超楽しいよ、しかも難しければ難しいほど、達成したときの感激は大きいから
は~い今日はここまで~
「シム板」をお探しの時は「丸甲金物」を思い出してください。
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この記事を読んでみて、コメント頂けたら嬉しいな~
今日もブログを読んでくださってありがとうございます。めっちゃ嬉しいなあ
もう少しありますので、この下も見てね~
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★★可能思考!!一日一語★★
令和元年8月19日(月曜日)
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援助
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「情けは人の為ならず」という
言葉があります。
人への情けは、いずれかは巡って
自分に返ってくるのだから、
親切にしておいた方が良いという意味です。
人のために行動しましょう。
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It’s OK!!
#ブログを書いていたときのソラ 2019/08/19 16時ころ
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