包丁研ぎは切れ味だけではないと感じた月曜日でした
2020/10/13 No.1599
こんにちは北海道釧路市ねじと工具の専門店 丸甲金物(株) 包丁研ぎ師の木元章義です。
こんな超オタクなブログにきてくれてありがとう~
【包丁研ぎは切れ味だけではないと感じた月曜日でした】
10/11は帯広市大正町のルミ・カペさんで、研ぎ会を開催しました

十勝の農家さんはいま繁忙期なんですね
少しの時間も惜しんで作業されていて、ゆっくりランチもできないとか聞き、開催時期を間違えたことに気づきました
でも、ルミ・カペさん繋がりで、5名7本の包丁を研ぎ澄ましました
その中でも特徴的だったのは三條小鍛冶の牛刀?三徳?
刃幅が半分くらいになってどっちなのか判らないくらい減っていました
そうなると必然的に刃身の厚さが見た目ですが、2㎜ほどもあり、もはや修復不可能な領域に入っていました
それでも、ご自身が修学旅行でお土産として買ってきたもので30年もの年月を共にしてきた大切な包丁
その場で出来ることは限られますが、できるだけ刃身を落として、今回がこの包丁の最後の勤めになりますとお伝えして仕上げました
昨日とても素敵な郵便はがきが届きました

絵手紙というのかな、包丁のイラストと達筆な文字で、包丁研ぎの素敵な感想を頂きました
その柳刃包丁は50年ほど経過しており、さらに娘さんに引き継ぎたいとのことで研ぎの依頼が入った物です
その研ぎ癖の形状から本来の柳刃の形状に復元するのは困難で、刃先を短くして最小限整えるだけとお伝えしましたが、是非研いで欲しいとのこと
形を整え、錆を落とし研ぎ澄ましてお渡ししました
この二つの出来事から思ったのは
ただ切れ味を良くするだけではなく、その包丁に込められた思いを大切にするということ
たとえ摩耗が進んでも、長年使い慣れた包丁は使い続けたいという氣持ちに応えられる研ぎ師になる、と思いました
またこの日、長年使い込まれた舟行包丁をお持ち頂きましたが、錆が進行し柄も割れていて中子も細くフニャフニャになってしまい復活することは困難なので廃棄となりました
柄を外して目の前でお見せしたのですが、とても切れ味が良くて使い易いと仰いまして、とても残念がられていましたが、最後には諦めますとのこと

まとめ*****************
あの北海道新聞の記事以来、たくさん研ぎ依頼を頂きます。
誠に嬉しいかぎり(^_-)
いまは出刃包丁がたくさん来ます
聞くと飯寿司を作る前に切れる包丁にしたいそうです。
美味しい飯寿司ができあがると良いな~
は~い今日はここまで~
「釧路の包丁研ぎ屋」をお探しの時は「丸甲金物」を思い出してください。
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木元章義(@946houtyoutogishi) • Instagram
この記事を読んでみて、コメント頂けたら嬉しいな~
今日もブログを読んでくださってありがとうございます。めっちゃ嬉しいなあ
もう少しありますので、この下も見てね~
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★★可能思考!!一日一語★★
令和2年10月12日(月曜日)
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成果の人、逃避の人
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何かに挑戦する時、
「頑張ろう」と「やめとけ」の
気持ちが一緒に浮かんでくることがあります。
心の中には、「成果の人」と「逃避の人」が
共存しているようです。
この二人と上手に付き合うことが大切です。
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It’s OK!!
★この記事を書いた人★

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