包丁がよく切れる条件とは
2021/08/26 No.1837
こんにちは職人さん困ったを解決する北海道釧路市ねじと工具の専門店 丸甲金物(株) 包丁研ぎ師の木元章義です。
こんな超オタクなブログにきてくれてありがとう~
【包丁がよく切れる条件とは】
毎日包丁研ぎをしてきて思うのは、良く切れる条件は刃身の厚さだなあと
もちろん刃先の鋭利さは一番重要です。基本中の基本。
でも刃身が厚くなると切刃の角度が鈍角になり、食材に切り込む抵抗が増えて切れ味が悪くなります
イメージ図

手作業で研いでいるので、実際の角度が何度かは不明ですが
このようなイメージになるように研いでいます
新品の包丁の①の厚さを調べたところ0.5mm~0.6mmくらい
研ぎ進むとここがドンドン厚くなり、切刃の角度がキツくなって切れにくくなり
刃身を削って薄くして新品に近い厚さになるように仕上げています
なので、包丁は小さくなるまでずっと使えるかというと、使えないという結論になります
実際に自宅のステンレスモリブデン鋼牛刀が研ぎ進んでしまったのでペティ形状に加工して刃身も落として見ましたが
なぜかすぐ切れなくなるのです
全体に焼き入れしてあるはずなので、研ぎ進んでも硬度は一緒かなと思っていましたが、そうでもないのかもと
先日研ぎボランティアで半分くらいになった鋼の加工出刃は、まだ鋼が残っていたのでしっかり良い刃になりました
出刃は片刃なので両刃と違い刃身を気にすることはない(もともと厚い)ので研ぐ方としては楽です
結局の所、包丁にも寿命があるということを伝いたいのです
新品の形状がその包丁の一番使い易い形、性能を発揮する形
それを小さくなるまで維持することは困難で、だんだん使いにくくなってしまうことを知っておいてください
使いにくい=疲れる=料理がしたくなくなる ということ
料理を楽しくするには、良い包丁を使いましょう
まとめ*****************
包丁は思い出がたくさん詰まっているモノ。代々受け継がれたり、修学旅行のお土産だったり。でも良い状態を保つには限度がありますよ
は~い今日はここまで~一日朗らかに~
をお探しの時は「丸甲金物」を思い出してください。
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この記事を読んでみて、コメント頂けたら嬉しいな~
今日もブログを読んでくださってありがとうございます。めっちゃ嬉しいなあ
もう少しありますので、この下も見てね~
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2021-08-26
ガウジングの意味はえぐること(知らなかった)溶接部の除去に使うのですね。スカーフィングは溶削、こっちも知らなかった
『 日酸TANAKA ガウジング吹管、スカーフィング吹管 』
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★★可能思考!!一日一語★★
令和3年8月25日(水曜日)
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現実をうけいれる
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良い事であろうと、
嫌な事、辛い事であろうと
現実は現実としてうけいれる。
そこから、どうするかが
人生を決める。
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It’s OK!!
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