溶接のスケールを剥がすのに使うハンマー
2025/10/11 No.3245
こんにちは職人さん困ったを解決する北海道釧路市ねじと工具の専門店 丸甲金物(株) 包丁研ぎ師の木元章義です。
こんな超オタクなブログにきてくれてありがとうございます
【溶接のスケールを剥がすのに使うハンマー】
とても久しぶりに売れたので、ブログに書きます
アーク溶接をすると溶接部の表面に皮みたいな(膜)が発生します
これは放置するといろいろと不具合を起すので、除去する必要があり、現場では尖ったハンマーやタガネで除去します
YouTubeで見るインドの機械部品修理動画にもアーク溶接は必ず登場していて、溶接後のスケールを除去するのには平タガネを使っているように見えます
日本のように木柄のハンマーを使っているのは見たことありません。
そのスケール取りハンマーとはコレ!
「オーエッチ工業 カストリハンマー」
そのカストリハンマーについてAICopilotに聞いてみると
「カストリハンマー」は、溶接後に発生するスケール(酸化皮膜)やスラグ、スパッタなどを**物理的に叩いて除去するための工具**です。特に手軽で安全性が高く、現場でよく使われる方法のひとつです。
### 🔨 カストリハンマーによるスケール除去の特徴
- **手作業で叩いて剥がす**:スケールが浮いている部分や脆くなっている箇所を狙って、ハンマーで軽く叩くことで剥離させます。
- **電動工具不要**:電源が不要で、狭い場所や屋外でも使いやすい。
- **表面仕上げには不向き**:粗い除去には向いていますが、仕上げや微細な部分の除去には限界があります。
### ✅ 使用時のポイント
- ステンレスなどの**耐食性が重要な素材**では、カストリハンマーだけでは不十分な場合があり、**酸洗いや電解処理との併用**が推奨されます。
- ハンマーの材質や形状(先端が平ら・尖っているなど)によって、除去効率や傷の付き方が変わります。
- 作業後は**不動態化処理**を行うことで、腐食防止効果を高めることができます。
### 🧰 どんな場面で使われる?
- 建築現場や配管工事など、**現場での簡易除去**に最適。
- スラグやスパッタの除去にも使えるため、**溶接後の清掃作業全般**に活躍します。
これで十分解説されています(^_-)
不動態化処理はステンレス鋼に施される処理のことで、溶接後の錆を防止します
★品番はNKH-06
06はおよその重さを表わしていて、0.6ポンドの事
なので、計算値では270gとなりますが、ラベルには300gと表示されています
実測すると326gでした
★全長は300㎜
特にコメントすることはありませんね
丁度良い長さなんだと思います
★前回売れたのは2024/3なので1年7ヶ月ぶり
とても久しぶりと書いたのも判るでしょ
★そもそも溶接方法が変ってきた??
溶接もアーク溶接から、TIG,MIG,MAG溶接に変わってきて、前よりカストリハンマーの需要は減ったようです
それは不活性ガスで溶接部をシールドして(囲って)酸素を遮断して溶接するので酸化鉄が出来にくくなったからのようです
したがって溶接品質も向上したわけです
ですが、アーク溶接はもっともポピュラーな溶接方法
一番手頃で設備投資も少なくて済むので建築現場から金属加工工場までとても広範囲に使われています
当社では、電気工事や設備工事、自動車修理工場向けにアーク溶接棒を販売していて、今でも在庫を切らさないようにしています
★昔はもう少し重たいタイプも売れたのですが
今はこのNKH-06だけに絞られました
ただ硬い酸化鉄をたたくので摩耗します
溶接の本職の方々は刃先に超硬チップの付いたケレン棒を使うことが多いようです
また広範囲をケレンするときはジェットタガネを用いたりしますね
でもジェットタガネは振動と騒音が激しいので注意が必要ですよ、
ですが作業効率高いので自動車修理工場、鉄工場などではコチラを使うことが多いようです
そういえばジェットタガネのニードル(ピン、針金)が最近売れていないですね。
アーク溶接棒もスケール(カス)の発生が少ないものに進化しているようです
最新技術をサーチして作業環境を改善しましょう
※在庫は横刃のみです
まとめ*****************
このブログを書いていて、アーク溶接関連の品物が全く動かなくなっていることに改めて気付いたわ。時代が変ったんですね~あと現場では加工組立しないように完成品が納入されるということも理由かも。だからどんどん職人が居なくなる訳だ
は~い今日はここまで~一日朗らかに~
「OHカストリハンマー」をお求めの時は「ねじと工具と包丁研ぎの丸甲金物」へご来店、電話、メール、メッセージください!
リンク Link*****************
★自然な食材(オーガニック)を使ったシュウマイの【ナニガシ】★
この記事を読んでみて、コメント頂けたら嬉しいな~
今日もブログを読んでくださってありがとうございます。めっちゃ嬉しいなあ
もう少しありますので、この下も見てね~
●●●●●●●●●●●●●●●
丸甲金物 Webページ更新情報
●●●●●●●●●●●●●●●
2025-10-11
土牛ステンレス製ハンマー類、バール類の受注生産再開だそうです。こういうのは商社さんが一括して発注するとかなんでしょうね。
『 DOGYU ステンレス製品受注生産再開 』
気になったらクリック!してね~
It’s OK!!
今日もイイ日だ!
今日もイイことがありそうだ!
★この記事を書いた人★

« 耐久性の高いシリンダー錠をお探しではありませんか? | トップページ | 配管継手で鋳物では無く鉄製は無いの? »





コメント